スゴい人の原体験に勇気づけられる

一つのことを成し遂げたり、その道のプロとして高いレベルを維持し続けたり、困難な状況でもあきらめずにやり続けたりするためには、強い意志はもちろん、その裏に何かしら「きっかけ」や「元となる経験」があるはずです。

最近、そのように人を突き動かす原動力になっている「原体験」について興味を持っており、何人かのお話をオーディオで聞いたり、本や記事で読んだりして、感銘を受けました。

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皆さん、それぞれの分野で素晴らしい業績を上げておられる方々です。勇気づけられましたので紹介します。

 

■マザーハウス代表取締役 山口絵里子さん

ジュートという麻の一種で作るバッグを販売する会社を経営する山口さん。苦労して、日本でも売れる品質のバッグを現地で作り、販売。その原点は、バングラディシュで実際に見た貧困と社会の実情だそうです。バングラディシュへは一人で乗り込んで行かれたそうですが、その行動力にまず脱帽しました。そしてその経験から、強い意志を持ち、理想の実現に向けてがんばり続けるのは、本当にすごいなぁと思います。

「必要なのは施しではなく、先進国との対等な経済活動」という理念に迫力を感じます。先日、藤沢久美の社長TALKで、フェリシモの矢崎社長の話でも同様の考え方が紹介されていました。敢えて安易な道を選ばず、しっかりと正道を行く。そう見えるのですが、そこにすごさを感じます。

 

■ロケットの打ち上げに携わる前村さん

何度かの失敗にもかかわらず、ロケットの開発に携わること35年。プロジェクト責任者として、重責を担っておられます。その原体験は、ロケットの打ち上げ現場を体験し、その迫力と成功に喜ぶ人々の姿を見たこと。その衝撃的な体験から、一瞬でロケットの魅力にとりつかれたようです。そのシーンは想像できるのですが、そこまでの体験が実際にできたことが、うらやましいですね。

これは想像なのですが、宇宙開発や航空機に関する仕事は、恐ろしく倍率が高いと思います。それを長年続けられるということは、人一倍の努力をされているということであり、それだけ思いが強い=衝撃的な体験だった、ということなのだと理解しています。

他にも、感銘を受けた人がいらっしゃいます。一つのことを成し遂げるために、「原体験」が持つパワーを、感じずにはいられません。

そうなると、自分はどうなのか、ということに焦点をあてたくなります。「さすがにそこまでの経験はしていない。」という方も多いのではないかと思いますし私自身もそうです。

ただ、敢えて書きたいのは、原体験は若年時代しかできないのかというと、そうではないはず。これから、衝撃を受ける経験をするかもしれない。日々積み重ねてきた経験から、気付きを経て、さらに新しい原体験につながるかもしれない。

過去の原体験などから影響を受けた、自分が目標とするところに対して努力を続けながら、価値観、ミッションを深く追求していきたいと感じています。